着物の羽織とコートの決まりごとまとめ

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桜があっという間に散り始めた地域もあって、今年は何となくお花見の機会を逃した方もいらっしゃるのではないでしょうか。

着物が好きだと羽織やコートも必要になってきますね。羽織やコートの決まりごとを、軽くまとめてみたいと思います。

着物の羽織とコートの決まりごとをマスターしましょう

寒い季節は、着物の上に羽織またはコートを着ます。

羽織とコートの違いは、見た目の面では、羽織は前が開いていて帯が見え、コートは前が閉じていて帯が見えません。

また、羽織は室内でも着ていてOKですが、コートは室内では脱ぎます。

洋服で考えると、羽織はカーディガンまたはジャケット、コートはジャンパーやコートの感覚でいいと思います。

羽織は、長さがいろいろです。

昔は羽織の丈が80cm程度と短めで、着物と同じ生地でアンサンブルになっているものも多かったです。個人的にはアンサンブル大好きで、リサイクルで買ったりしました。

現代は、羽織の丈が長い傾向にあり、膝下ぐらいまであるものが主流のような気がします。

コートは、昔の羽織より少し丈が長い「道行コート」が主流でした。

衿の形が特徴で、「道行衿」と言われています。道行コートはフォーマルな場にも着て行けます。(つまり、色無地や訪問着の上に着ることができます。)

羽織は、現代ではフォーマルな場には着て行きません。カジュアルなお出かけの時に楽しみましょう。黒羽織がフォーマルウェアの役割を果たしていた時代もあったようですが、現代ではめっきり見かけなくなったような・・・。

「道中着」というものもあります。着物のような衿が特徴で、紐を結んで前を閉じます。

とても寒い日などに羽織の上にコートを着たくなることがあります。コートの丈が羽織よりも長ければ、着てOKと思います。

これは昔の羽織だと丈が短いので、上からコートを着ても羽織の裾が出てこなくてOKですが、長羽織が主流の現代では、コートもロングタイプの道中着などにしないと、両方は着づらいかもしれません。

ただ、昔に比べて温暖化で気温が高い気もするので、本当に寒いと感じる日は羽織を着ないで、厚手のしっかりしたコートだけを着るのも手だと思います。

リサイクルで羽織やコートを買う時の注意点

昔、自分が経験したことからお話しします。

着物を着るようになって間もない頃、私はオークションで絞りの羽織を買いました。商品説明にあった「裄66cm、3cm出せます」というのを見て大丈夫と思って買ったのですが、届いてみて「あ、やっちゃったな~」と思いました。

肩幅が33cm、袖幅が33cmで裄が66cmという状態だったんです。私のサイズは肩幅が32cm、袖幅が34cmの裄66cmです。

ここで重要ポイントをお話ししますと、着物と羽織、コートは肩幅が同じであることが理想です。着物よりも羽織の肩幅が大きいと、羽織の袖の振りから着物の袖が出てきてしまいます。

また、袖幅は、着物よりも長くないと、羽織の袖口から着物の袖が見えてしまいます。和裁の本などには着物の袖幅より5mmぐらい羽織の袖幅が長ければOKと書かれていることが多いですが、着物の生地によって少しずつ状況が変わり、1cmぐらい長くしたいところです。

上のオークションの羽織は、私の着物よりも肩幅が大きいです。で、肩幅を着物に合わせて縮めると、今度は袖幅が足りなくなり、もともとの生地幅からして、1cm伸ばすのがやっとでした。そんなわけで、どんなに頑張っても羽織の袖幅は34cmにしかならなくて、袖口から着物の袖が出てしまうので、たまたまリサイクルで買った袖幅が短い着物の時にしか着られない羽織になってしまいました(笑)。

着物の方を羽織に合わせるとなると、たくさんあって大変ですし、今度は他の羽織やコートが合わなくなったりするので、どうしたものかと悩み中です。

それでも少しは方法があります。

それは、袖幅が足りない羽織の袖口に、レースなどを縫いつけることです。

袖口がレースって意外におしゃれです。羽織の生地と合うレースを選べば、もとからそうだったのかと思えるほどよくなじんだアンティーク風の羽織が完成!

今ちょっとどうやってつけたら自然なおしゃれな感じになるか研究中です。